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小倉広メルマガvol.373 「性格は本当のセルフではなく、自分を守るためのギブス 」



vol.373 『 性格は本当のセルフではなく、自分を守るためのギブス 』 



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【 地域貢献活動 】小倉広のアドラー心理学お稽古会「本日受付開始」
毎月末土曜日の人間塾 in東京と同じ会場にて参加費一部、二部
とも千円(両方参加は千五百円)第一回は即日20名完売にて満席、
大好評にて終了しました。
第二回は5月26日。中目黒にて、夕方から夜にかけて開催します。
5月8日(火)21:00受け付け開始。お申し込みはお早めに。

第一部「アドラー心理学へのいざない」輪読会(17:15~18:55)
第二部 人を育てる アドラー式1 on 1お稽古会(19:10~20:50)
http://www.kokuchpro.com/group/adler1on1/
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【 地域貢献活動 】”生き方を学ぶ古典読書会”人間塾 in 東京/名古屋/関西
毎月、東京、関西、名古屋で開催。
参加費無料。会場負担金数百円あり。小倉も(ほぼ)参加しています。

東京  第76回 課題図書『都鄙問答』石田梅岩(致知出版)
    2018年05月26日(13:45-16:45) 中目黒にて
http://kokucheese.com/main/host/人間塾in東京
関西  第76回 課題図書『都鄙問答』石田梅岩(致知出版)
    2018年05月12日(9:30~12:00) 京都にて
http://kokucheese.com/main/host/小倉広_人間塾in関西/
名古屋 第76回 課題図書『都鄙問答』石田梅岩(致知出版)
    2018年05月12日(15:00-18:00) 名古屋市伏見にて
http://kokucheese.com/main/host/人間塾in名古屋  
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いつか、きちんと勉強しなくちゃ、と思いながら、
後回しにしていたものに「エニアグラム」がある。

今回、受講生として、この業界では有名人の一人である
あけみちゃん(岡部明美先生)のワークショップに参加する
ための課題図書として、ようやく一冊本を読み終えた。

「エニアグラムーあなたを知る9つのタイプ(基礎編)」
ドン・リチャード・リン&ラス・ハドソン著(角川書店)

診断の結果、僕は、どうやらタイプ4(個性的な人・芸術家)
が一番強くて、その両隣となるウイングは3(達成する人)。
タイプ4ウイング3となり「貴族」となったわけだ。
このタイプは、個性的でありながら、賞賛や自分のファンを
求め、どのように見られるかを意識している、という意味で、
貴族と呼ばれるらしい。ふむふむ。僕そのものじゃないか!

まあ、僕のタイプはこれくらいにしておこう。
今回は、そこは、そんなに重要じゃないからね

この本の中で、僕にとって大きな発見だった箇所がある。
それが本メルマガの趣旨だ。

(同書66P)
「性格はギブスのようなもので、骨折した腕や脚を守ります。
 元の傷がひどければひどいほど、ギブスは大きなものでな
 ければなりません」

「ギブスは、手足が癒え、その完全な機能を回復するために
 必要です。けれどもそれを外さないと、手脚を使うことが
 非常に制限され、それ以上成長することができなくなります」

「性格の大部分は、条件づけられた反応や恐れ、信念の寄せ
 集めにすぎず、真の『セルフ』ではありません。従って、
 性格との一体化(同一化)は「深い自己放棄」に終わります」

なるほどね。そうだよね。これまで、漠然と考えていたことが
つながった一瞬だった。

ご存じのように、僕はアドラー心理学を学び続けている。
アドラー心理学では、一般的な性格のようなものを
「ライフスタイル」もしくは私的論理と呼んでいる。

僕はこのライフスタイルが、基本的にネガティブに表記される
ことが不思議だったのだ。つまり、アドラー自身が書いたケース
集の本や、もしくはお弟子さんたちがまとめた入門書や専門書に
出てくるライフスタイルがほぼすべてネガティブなのだ。

それは「私は弱い」「私は能力がない」「私は犠牲者だ」のように
否定的な自己概念だったり
「周囲の人は私をだます」「大人は横暴だ」「人を信用してはいけ
ない」のようなネガティブな世界像だったりする。
決して
「私は社会のお役に立てる能力がある!」というポジティブな
自己概念や
「みんないい人!素敵!」のようなポジティブな世界像は、
書かれていない。なぜだろう?そんなにみんなネガティブなの?
そう不思議に思っていたのだ。

それと、この「ギブス」がつながった。
そうか。本当の傷ついた「セルフ」を守るための「ギブス」が
性格、ライフスタイルだったとしたら、それはネガティブに
なるよね。

でも、それは、本当の「セルフ」じゃない。
本当のあなたでも、本当の僕でもない。
傷つきやすい「セルフ」を守るための「ギブス」なんだ。
そうわかって腑に落ちた。

そのギブスの下にある、本当の僕たちの「セルフ」は
もっと、優しくて、柔らかくて素敵だ。
(アドラー心理学で考える共同体感覚。生得的な可能性の
 ようなものか?)

それは、
「真の高潔さ、愛、真正、創造性、理解、導き、喜び、力、
そして落ち着き」(同書P69)なのだという。

だから、僕たちは、自分を守るギブスでしかない性格を自分
自身と思わないこと。性格と一体化し過ぎないこと。それを
捨てる必要はないけど、柔らかくして、セルフに統合していく
こと。自分を守るギブスに執着しないことが大切だと思った。

そうか。そうか。そういうことか。

ということで、勝手にとっても納得したので、皆さんに
気づきをシェアです。必要としている方に届くといいな。

(ご注意)

あ、本来は、別な思想やシステムは混ぜてはいけないのですが
僕の私的な気づきなのでご勘弁を。

エニアグラムとアドラー心理学はまったく別物でそれぞれに
異なる基本前提を持っており、システムとして閉じている。
だから、本来は二つを混ぜたり、比較はできません。念のために。
(セルフという概念自体がユングによる精神内界論であり
 アドラー心理学の基本前提である社会統合論に矛盾しますしね)

でもね。 
「最も私的な体験は、もっとも普遍的な体験である」

このセリフもユング先生、だったかな。そう思うからね。

だから、矛盾するけど配信します。
ご容赦を。誰に言っているんだろう?オレ。



編集後記

本メルマガの最後に言い訳みたく、システム論みたいなことを
書きました。なんか、誰かに叱られそうで、その言い訳です。

でも、それって、僕の本当の課題じゃない。
本当の課題は、僕が誰かの役に立てるかどうか、ってこと。

誰かに叱られないように、誰かにバカにされないように、って
本当は僕が作りだした、言い訳であり、ニセの課題です。

これ、メイン・テントとサイド・ショーって呼ぶんだって。
時々、メイン・テントを忘れて、サイド・ショーばっかり
やっちゃう自分に気づきます。

今度この話でまたメルマガ書きますね。とりあえず、今日は
これで終わり。

では、また次回をお楽しみに!



企業研修講師、組織人事コンサルタント、
ビジネス書作家、心理カウンセラー
株式会社小倉広事務所
代表 小倉 広


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