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小倉広メルマガvol.370 「 どのフィクションを信じますか? 」



vol.370 『 どのフィクションを信じますか? 』 



【 お知らせ 】地域貢献活動
”生き方を学ぶ古典読書会”人間塾。毎月、東京、関西、名古屋で開催。
参加費無料。会場負担金数百円あり。小倉も(ほぼ)参加しています。

東京  第75回 課題図書『超訳 報徳記』二宮尊徳 (致知出版)
    2018年04月21日(13:45-16:45) 中目黒にて
http://kokucheese.com/main/host/人間塾in東京
関西  第75回 課題図書『超訳 報徳記』二宮尊徳 (致知出版)
    2018年04月07日(14:00~17:00) 神戸にて
http://kokucheese.com/main/host/小倉広_人間塾in関西
名古屋 第75回 課題図書『超訳 報徳記』二宮尊徳 (致知出版)
    2018年04月07日(10:00~13:00) 伏見にて
http://kokucheese.com/main/host/人間塾in名古屋
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【 お知らせ 】地域貢献活動

小倉広のアドラー心理学お稽古会。毎月末土曜日の午前中、人間塾 in
東京と同じ会場にて参加費一部、二部とも千円(両方参加は千五百円)
第一回(4月21日)は即日20名完売にて満席キャンセル待ち。

第一部「アドラー心理学へのいざない」エバ・ドライカース 輪読会
第二部 アドラー式1 on 1お稽古会
http://kokucheese.com/main/host/小倉広
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「目の前の人があなたに向かって水をこぼしました。
あなたは怒って『何をする!』と怒鳴りました。
あなたが怒ったのは、水をかけられたという『原因』が
 あるからではありません。

相手を思い通りに支配するという『目的』があって
あなたは、怒りを作り出し、使ったのです」

アドラー心理学で目的論を語る時の常套句だ。

それを聞いて、研修講師の友人が「うーん!」と考え込んだ。

「本当にそうなのかな?」
「そんな気もするし、違う気もするぞ!?」
「やっぱり原因が大きいんじゃないかな?
確かに目的もあるにはあるけど・・・・・・。うーん、どっちが正解?」

はい、はい。僕も同じ罠に落ちました。どちらが正しいのか?と。

しかし、アドラー先生はそこもきちんと考えておられるのです。
心の中は、目にみえない。だから、確かめようがない。
だったら、考えるだけ無駄である。
どちらが正しいか、を考えることに意味がないのだ。

そういう意味では。フロイトの「エス、自我、超自我」だって、
確かめられないし、

ユングの「原型・アーキタイプ」や「集合的無意識」だって
確かめることは不可能だ。

じゃあ、どうするのか?

正しいか、正しくないか、がわからないままで、
それを採用してもいいものなのか?

はい。いいんです。

役に立つと思えば使えばいい。
役に立たないなら使わなければいい。
それだけです。

そう、アドラー先生はおっしゃいました。

有益 Useful か、無益 Useless か。
それで決めればいいのですね。

正しいか、正しくないか、という議論は、
それこそ無益なわけです。

で、アドラー心理学の「目的論」は「原因論」
よりも有益だ、と思う心理療法家が多かったのですね。

その「目的論」的なアプローチは家族療法やブリーフセラピー、
そして、ナラティブへと続き、現在へと脈々と続いているのです。

もっと言うならば、このような
「正しいかどうかは関係ない」という考え方は、心理学に留まりません。

例えば

「超えられない壁はない。神様は超えられる壁しか与えない」

とか

「体の弱い子どもは、家族のつらさをすべて引き受けてくれているんだ」

とか

「赤ちゃんは、親を選んで生まれて来た」

とか。

無限にある教訓めいた話や、
スピリチュアルめいた話も同じことだと僕は考えています。

それが、正しいかどうか、は誰も、検証できない。
だったなら、
「いいなぁ、それ」と思ったら、割り切って、信じて使えばいい。
そう、思っているのです。

正しいか、正しくないか。
僕にとって、それは、
あまりというか、まったくというか、重要ではない。

という、フィクションを僕は採用しているのです。



編集後記
あたふた、あたふたと、毎日が過ぎていきます。
ゆっくり温泉でも行きたいな、と思います。

お腹が空くから、ご飯がおいしい。
忙しいから、温泉が恋しい。

あ、韻は踏んでいるけど、意味が違うか。
仕事がある、ことは、社会のお役に立つこと。
そんな風なフィクションを採用して、今日も
楽しく、あたふたしています。

皆さんは、どんなフィクションを採用していますか?

では、また次回をお楽しみに!



企業研修講師、組織人事コンサルタント、
ビジネス書作家、心理カウンセラー
株式会社小倉広事務所
代表 小倉 広


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