作家、講演家、企業研修講師、心理カウンセラー

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小倉広メルマガvol.369 「 びりっ子だからこそ、役に立っている 」



vol.369 『 びりっ子だからこそ、役に立っている 』 



【 お知らせ 】地域貢献活動
”生き方を学ぶ古典読書会”人間塾。毎月、東京、関西、名古屋で開催。
参加費無料。会場負担金数百円あり。小倉も(ほぼ)参加しています。

東京  第74回 課題図書『レヴィ=ストロース入門』(ちくま新書)
    2018年03月31日(13:45-16:45) 中目黒にて
http://kokucheese.com/main/host/人間塾in東京
関西  第75回 課題図書『超訳 報徳記』二宮尊徳 (致知出版)
    2018年04月07日(14:00~17:00) 神戸にて
http://kokucheese.com/main/host/小倉広_人間塾in関西
名古屋 第75回 課題図書『超訳 報徳記』二宮尊徳 (致知出版)
    2018年04月07日(10:00~13:00) 伏見にて
http://kokucheese.com/main/host/人間塾in名古屋
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【 お知らせ 】地域貢献活動

小倉広のアドラー心理学お稽古会。毎月末土曜日の午前中、人間塾 in
東京と同じ会場にて参加費一部、二部とも千円(両方参加は千五百円)
第一回(4月21日)は即日20名完売にて満席キャンセル待ち。

第一部「アドラー心理学へのいざない」エバ・ドライカース 輪読会
第二部 アドラー式1 on 1お稽古会
http://kokucheese.com/main/host/小倉広
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僕が主催している、地域貢献のボランティア活動、生き方を学ぶ古典
読書会「人間塾」で、数年前に課題図書として指定した名著がある。

「10代の君たちへ 自分を育てるのは自分」東井義雄著 致知出版社

兵庫県の山奥にある檀家10数名という潰れそうなお寺の息子として
生まれ、生涯教師として小学生の指導に携わられた東井先生の名著だ。

全編、涙なしには読めない名作エッセイがずらりと並ぶが、僕の心に
深く残り、最近も何度も反芻した箇所があるので皆さんにご紹介したい。

それは東井先生がまだ師範学校の生徒だった頃の思い出だ。何か運動部
に入れ、とのことだが、ぶきっちょでどこからも断られた、のだという。
球技はどれも不合格。最後の最後に陸上部へ行かされ、100mを走っても
びり。「おまえ何もあかんな。辛抱強く粘れるくらい粘れるか」と問われ
「へぇ」と答えたら「それじゃあ、マラソン部へ入れてやる」と。

東井先生はそれから、四年間努力を続けられたが、それでもびりっ子から
一度も逃れることはできなかったという。

毎日毎日、びりで走りながら、東井先生はある日気がついた。

(以下、引用)

 僕がびりっ子をとらなんでみい、
 誰かがこのみじめな思いをせねばならぬ。
 それを僕が引き受けているのだと気がつくと、
 世の中がパッと明るくなりました。
 私も役に立てるぞという発見はうれしかったです。

(以上 引用おわり ~世界一のびりっ子 より~)

僕は、このエピソードをよく思い出す。
なぜならば、仕事の場面で、学びの場面で、プライベートで、
繰り返し、僕も自分が「びりっ子」だなぁ、と落ちこみかける
ことが多い、からだ。

そんな時、東井先生を思い出す。すると、力が戻ってくる。
びりっ子の僕でも、誰かのお役に立てているに違いない。
そう思えるからだ。

同様に、僕以外のびりっ子を見かけた時にこう思う。
「あぁ。彼(女)は、こうやって一身にみじめな思いを引き受けて
 他の誰かがみじめな思いをしないようにしてくれているんだなぁ」
そう思うと、イライラがすっと静かに収まっていくのだ。

びりっ子だって、お役に立っている。
みんな、誰もが、お役に立っている。

それに気づくか、気づかないか、だけのこと。
僕は、気づける人でありたい。そんな風に思っている。


編集後記

またまた、メルマガ発刊の間が空いてしまいました。少し仕事が
忙しくなるともう、ダメです。辛抱が足らんなぁ。いかん、いかん。

気がつけば花見のシーズンも終わり、今日の東京は半袖Tシャツで
ちょうどいいくらいの陽気です。毎年、桜を見る度に、新卒で入社
したリクルートの入社式を思い出します。

バブル真っ盛り。武道館のアリーナ席に座って、先輩たちが取り囲む
ように2階席に座っていた光景が甦ります。あの日も桜で一杯でした。
気がつけば、よちよち歩きの新入社員の小僧っこだった僕が、50冊
近くも本を書いたり、年間100回講演をしたり。あの頃には想像すら
つかなかった仕事をしています。

「思えば遠くへ来たもんだ」。そんな言葉が浮かんで来ました。

さてさて、どこまで漂うのか。春はもの思いにちょうど良いシーズンです。

では、次回もお楽しみに!




企業研修講師、組織人事コンサルタント、
ビジネス書作家、心理カウンセラー
株式会社小倉広事務所
代表 小倉 広


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