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小倉広メルマガvol.367 「 エビデンス?」



vol.367 『 エビデンス?』 



アドラー心理学に関する講演依頼を数多くいただいている。

終了後のアンケートを見ると、
「目からうろこでした」
「驚くような内容でしたが、確かに納得がいくことばかりでした」
「まずは実行してみたい。できるところからやってみたい」

などのポジティブな感想がほとんどであった。
その中に混じって、たった一枚だけ、一際、目を引く内容があった。

●満足度
5段階中1点(最低点)

●コメント
いくら心理学とはいえ、エビデンスがないものは評価できない。
使えない。

以上、だ。
*注 エビデンス Evidence 臨床医学などにおける科学的根拠のこと
なるほど・・・・・・。

僕の感想は、こうだ。

「そういう考え方もありますよね。
 どうぞ、どうぞ。そのままのお考えで、どうぞ」

ご自身の信じる道を進まれればいいですね。
それが率直な第一印象だった。

別に腹も立たなければ、落込みもしない。
人それぞれ、十人十色の感じ方があっていい。
違うって素敵だ。

でもね、ちょっとだけお伝えしたいこともあるな、と思った。

「いやぁ、もしも、もしもですよ。
 お耳を貸していただけるならば、お伝えしたいことが
 あるっちゃあ、あるんですがね」

そんな風に、落語風の江戸弁でお節介を焼きたくなったのだ。

「ものごとを判断する時にはですね、
 『正しいか、正しくない』で判断する方法の他にですね
 『役に立つか(Useful)か、立たないか(Useless)』
 で判断する、という方法もあるんですよ。
 なぜならば、エビデンスのない理論なんて山ほどあるからです。
 それを全部無視してしまうのはもったいなくないですか?
 だって、人の心の中なんて、エビデンスのないことだらけなんですよ」
 そんなことだ。

「正しいか、どうか」はわからないけれども、
「役に立ちそう」だったら、やってみる。

そして、実際に役に立ったら、もっと使ってみる。

そんな視点もありますよ。そう、耳打ちをしてみたいと思ったのだ。

「エビデンスは、どうなっているのかね?」

カッコ良さげで、頭が良さげな、この言葉。
使ってみたい気持ちは、よーく、わかるんだけどね。


編集後記

二週間お休みしていたので、二日続けて書いてみました。
来週も、このペースで続けたいなぁ。
質を落とさずに。

では、また次回をお楽しみに!




株式会社小倉広事務所
代表 小倉 広

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