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小倉広メルマガvol.363 「部屋を片付けない子どもの行動は不適切か」



vol.363 『 部屋を片付けない子どもの行動は不適切か 』 



アドラー心理学を学べば学ぶほど、驚きの連続だ。

子育ての際に、子どもがおもちゃを出しっ放しにして、
片付けない。お母さんはイラッとする。怒鳴る。

「片付けなさい!もう!部屋が汚いし、歩きにくいったらないわ」

子どもが、ニヤッと笑って口答えをする。

「別に。私は平気だし。ママがおもちゃをよけて歩けばいいじゃない!」

その一言にママはぶち切れる。

「口答えせずに、とっとと片付けなさい!!!!!」

子どもは、あかんべーをして、部屋に駆け込む。
どこかで見たことがあるような光景だ。

アドラー心理学では、上記の子どもの行動を不適切な行動、だとは考えない。

えー!そうなの?不適切でしょ!
僕は最初、そう思った。

では、不適切な行動とは何だろうか?
情緒的な定義だと、母をイラッとさせる子どもの行動、となる。

(本当は逆もあるかもしれないけどね。わかりやすく捨象しますね)

しかし、それは正しくはない。初心者向けの(間違いを含んだ)
なんとなくの定義だ。

では、正式の定義は何かというと
「共同体に対して破壊的な行動」だという。

つまり、共同体に迷惑をかける行為が不適切な行動というわけだ。

そこで、お母さんは考える。
「あら? それなら、私、迷惑をこうむっているわ。
 だって、片づいていない部屋を見る度に、不愉快な気持ちになるもの」

しかし、ここは要注意のポイントだ。

共同体の中には、子どもも含まれる。その子どもが
「私は、片づいていなくても平気。全然、不愉快じゃない」と言っているのだ。
これでは、共同体に対して迷惑をかける破壊的行動とは定義しづらい。

これは、どう考えればいいのだろうか。

アドラー心理学では、このお母さんがこうむっている迷惑を「心理的迷惑」と呼ぶ。
そして、そのほかの実体的な迷惑、たとえば、金銭的迷惑や物質的迷惑や、
身体的な迷惑と分離して考えるのだ。


さらに、こう考える。

心理的迷惑って、共感されにくいよね~。

だから、僕は、子育てはしていないけど、夫婦間で心理的迷惑をこうむっている時、
こう伝えるようにしている。

「奥様、奥様。僕、玄関に靴がたくさん並んでいるのを見ると落ち着かないの」

奥様は答える。
「私、別に平気」

僕は、このように提案する。
「じゃあ、僕が、キミの靴も靴箱に片付けてもいい?
 僕、玄関に靴がない方がスッキリして好きなのよ」

奥様は答える。
「うん。いいよ」

これで、問題解決だ。

夫婦円満の秘訣はここにある。

親子円満も、きっと同じに違いない。



編集後記

よし、もっともっと仕事をするぞ!
社会のお役に立つぞ!命を使うぞ!
そう決意して、代々木に引っ越してきてから、不思議なことが
続いています。

こちらから、連絡を取ろうと思っていた人から続々とメールが届き、
会いたかった人にたくさん会えています。

さらには、どこにも営業をしていないのに、毎日のように、講演や
企業研修の新規の依頼が舞い込んでいます。この仕事を始めてから
10年近く経ちますが、このようなハイペースは初めてのことです。

依頼を下さる方は、おそらく、僕のメルマガやFacebookなど見て
いないはずです。しかし、なぜか、続々と仕事が舞い込んでくる。
最近、新しい本を書いたわけでもないのに。不思議なことです。

恐らくは、えもいわれぬ不思議な力で、僕のやる気が社会に伝わって
いるのではないか。そんな風に思っています。

ご期待に応えて、もっともっと社会の役に立つ人になって、
もっともっと僕自身も幸せを実感したいと思います。

では、また次回をお楽しみに!



株式会社小倉広事務所
代表 小倉 広

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