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小倉広メルマガvol.357 「サヨナラ鎌倉。ただいま東京」



vol.357 『サヨナラ鎌倉。ただいま東京』 



4年半の鎌倉生活を終えて、年末に引っ越した。
かつて住んでいた代々木公園近く。
海と山に囲まれた鎌倉から、都心の生活へ、逆戻りである。

年末年始に会った友人にそう告げると、みんな目を丸くした。
「え、ええ~!?」
そりゃ、そうだろう。何より、僕がいちばん驚いているのだから。

つい2ヶ月前までは、僕は一生、鎌倉に住むつもりでいた。
海と山、そして文化と歴史ある鎌倉の街が大好きだったからだ。
さらには、こだわって建てたばかりの新しい家もあって、
この生活が大のお気に入りだった。

しかし、変化は突然訪れる。
神のお告げならぬ、カミさんのお告げ、というやつである。

「ねえ、本当に今のままでいいの?
 最近は、まるで隠居のおじいちゃんになったみたい・・・・・・
 表参道に住んでいた時の方が、ずっと活き活き輝いていたよ。
 ねぇ、東京へ戻ろうよ」

僕は驚き、そして怒り出した。
何を勝手なことを言い出すのだ。僕の気持ちを無視するな、と。

しかし、どこかで本当はわかっていた。
カミさんも、本当は鎌倉暮らしを気に入っていたことを。
しかし、ノホホンとしている僕を見て、それが辛かったのだ。
カミさんは勝手を言っているのではなく、僕のことを思ってくれているのだ、と。

そういえば、以前、鎌倉へ打合せに訪れた税理士の先生がポツリと言った。
「環境が良すぎて、仕事をやる気がなくなってしまいますねぇ」。

本来、これはオンとオフ、メリハリに満ちた理想の生活をもたらすはずである。
しかし、僕にとっては、オフとオフ。メリメリ、となってしまっていたようだ。

もしも、僕が9時~5時はオフィスで同僚たちと忙しく働いていたとしたら、
鎌倉暮らしは最高のメリハリとなっただろう。
しかし、僕の場合は、そうではない。
朝から晩まで、家で仕事をする僕は、良い影響を受けすぎるほどに受けてしまったようなのだ。

そんな時に、読書会・人間塾にて、ある本に出会うこととなる。
「先生、日本ってすごいね」

そこで、国のため、世界のために、命を削って力を尽くした先達の物語を読んだ。
単純な僕は思った。
「そうだ。命を使おう。使命を果たすのだ」と。
⇒小倉広メルマガvol.349 「命を使う、と書いて『使命』と読む」
http://www.ogurahiroshi.net/ogu_vol-349/

こうして、僕は、今、東京のど真ん中にいる。
神様ならぬカミさんと話し始めてから、わずか2ヶ月後のことだ。

引っ越して、ちょうど二週間。
さて、僕は変わったのだろうか。

カミさんは言った。
「なんだか、活き活きとしているね」
一月ぶりに合った友人は言った。
「引き締まった表情をしているね」

僕は、まだ、何も成し遂げてはいない。

あと18年。70歳になるまでは、仕事を通じて、全力で命を使おう。
そして、70歳になったなら・・・・・・。
きっと、僕はまた鎌倉に戻って来るだろう。
その時は、思う存分、鎌倉の海と緑を満喫することにしよう。

それまでの間・・・・・・は。
僕のものではない。
神様からお預かりしているこのわずかばかりの能力と体を使って。
例え小さなことでもいい。
僕にしかできないこと、僕がすべきことをやっていこう。
そう思った、新年だった。




編集後記

新年あけましておめでとうございます。
年賀状を廃止しているため、皆様へは本メルマガ今年初めてのご挨拶となります。
昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。

また、年末のドタバタした引越のため、お世話になった鎌倉の方々に十分な御礼
を申しあげる暇もなく東京へ移って参りました。ご挨拶できなかった皆様にこの場
を借りて御礼を申しあげます。本当にありがとうございました。

さて。。。
久しぶりの東京では、夜中の2時、3時まで開いている店がたくさんあります。
僕はまるで田舎者のように目を白黒させ、ちょっとワクワクしているのです。

もっとも、夜の10時には睡魔に勝てずベッドに潜り込んでしまうので、
あまり関係ないのかもしれませんが。。。

僕にとっては、落ち着きホルモンのセロトニンだけでなく、
様々な人に囲まれて過ごすことで、アドレナリンやオキシトシン、
ドーパミンを適度に分泌させている方が、どうやら、自分らしくあれるようです。

時にはイラッとしたり、人間関係が面倒くさかったり、理解できない人に囲まれ
たり。そんなことがきっと、僕の活動には役に立つのだと思います。

さて、今から、学生時代の友人と呑みに出かけます。
大笑いしたり、懐かしがったり、プラスやマイナスの感情がたくさん動くことでしょう。
それが、とても大事なのです。
明日の仕事に差し支えぬ範囲で存分に楽しんできたいと思います。

では、次回もお楽しみに!


株式会社小倉広事務所
代表 小倉 広

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