作家、講演家、心理カウンセラー

小倉広オフィシャルWebサイト

小倉広事務所 HOME

小倉広メルマガvol.352 「動かすと、ゴミが出る」



vol.352 『動かすと、ゴミが出る』 



「任せる技術」というタイトルで講演をすることが多い。

そこで、よく話す例えが「動かすと、ゴミが出る」という話だ。

「任せる」がテーマだから、動かすのは仕事だ。

これまでA課長がやっていた仕事をB主任へと動かす。
すると、ゴミが出る。つまり、無駄な作業が明らかになり、
「やめよっか」となるのだ。

一般的にこれは、仕事のスリム化、とか、仕事の無駄取り、と
呼ばれているようだ。

例えば、僕がかつてお世話になっていたリクルート社では、
おいおい、またかよ!という位、頻繁にレイアウト変更をしていた。

例えば、同じフロアの北ウイングから南ウイングに移動する。
例えば、同じビルの9階から10階に移動する。

意味ないじゃん!と、よく愚痴っていたものだ。

でも、無駄じゃない。たくさんのゴミが出るからだ。

溜め込んだ書類。とりあえず取っておいたグッズや事務用品。
動かすことをきっかけにそれらを捨てる。

すると、すっきりとスペースが空く。それだけではなく、
心まで軽くなる。発想が変わってくるのだ。

それと同じことが仕事にも起きる。

これまで当たり前のようにやっていた業務に疑問符が付く。

「A課長、それ、何のためにやっているんですか?」

「あ、え? 何のために……。そういやぁ、やらなくてもいいかもな」

こうして、仕事のゴミが捨てられていく。
もしくは、こんな展開もあるだろう。

「B主任、これ、今までやっていたからやってくれる?」

「はい。どうやってやればいいですか?」

「あ、うん。えーと。これ、結構、教えるの難しいんだよな……」

「はい」

「えーと。ま、いっか。やめやめ。やっぱ、これやらなくていいや。
 自分でやるのは簡単だけど、教えるの大変だし。よく考えたら
 やらなくても影響ないわ。やめ、やめ!」

水は一カ所に留まると腐っていく。

流れる水は腐らない。

とにかく、動かす、のだ。

仕事も人も。

効率は落ちるかもしれない。でも、発見がある。
そして、ゴミという名の無駄が出る。

そんなことを講演で良く話す。

「へぇ-。なるほど!」

意外にウケがいいので、今日のメルマガのネタにしてみました。



株式会社小倉広事務所
代表 小倉 広



◎ほぼ毎日届く。メルマガの登録はこちらから ⇒ http://www.ogurahiroshi.net/

Top