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小倉広メルマガvol.347「定年退職後も一生働く。生涯現役を目指す」



vol.347 『定年退職後も一生働く。生涯現役を目指す』 
出典:人生を後悔しないために38歳までに決めておきたいこと



◎「働くことが生きがい」は、恥ずかしいことではない

40代にもなると、
定年後の人生について具体的に考えるようになります。

65歳で定年退職だとしたら、
そのときにもらえる年金は年にいくら。
足りない分はいくらだな。仮に80歳、85歳まで生きるとしたら、
足りない金額に15年、20年と年数をかけて。
よし、そしたらその足りない金額を定年までに貯金しておこう。

そんな風に計画を立てて貯金をしながら、
あとは老後の日々をどんな風に過ごそうかなと考える。
だいたいそんなところだと思います。

でも、それだけで本当にいいのか?
僕は皆に提案したいことがあります。
それは、定年後も働く人生を考えてみないか。
75歳、80歳まで働く人生を考えてみないか、ということです。
生涯現役を目指すのです。

もちろん、途中で病気になるかもしれないし、
倒れて体が動かなくなるかもしれない。
そういったときのために、やっぱり貯金は必要です。
100%目標通りの金額に達しなくても、ある程度の貯金は用意しておきたい。
それにプラスして、75~80歳まで働く人生設計も考えてみてほしいのです。

政府が発表している「平成23年版高齢社会白書」のデータで、
60歳以上で仕事をしている人に「いつまで働きたいか」と尋ねた調査では、
「働けるうちはいつまでも」が最も多くなっています。
その理由としては「収入がほしいから」が一番多くて、
次に「働くのは体によいから、老化を防ぐから」、
「仕事を通じて友人や、仲間を得ることができるから」と続いています。
「体が動くうちは働いていたい」と考える人は、
けっこう多いのではないかと思います。

でもそこで、「年をとっても働きたい」、「仕事が生きがいだ」
なんて言うと、仕事しかできない貧しい人、
ワーカホリックみたいで恥ずかしい、なんてことを言う人がいます。
しかし、それはまったく違う、と僕は思います。

もともと人間は、社会とつながりたい生き物です。
人間は、関係性の網の目によって初めて生きていることを実感できる。
1人でオリの中に入っているだけでは、
生きていると感じることができないのです。
だから、友達とスポーツをしたり、ボランティアをしたりする。
もちろんそういった活動も、人とのつながり、社会とのつながりを保てます。

だけどやっぱり人と最も深く触れ合えること、ツラさやしんどさ、
喜びも含めて人と深く関われることといったら、
ほかでもない仕事が一番なのです。

働くことが生きがいであると、そして、一生働いていくと、
正々堂々と宣言してみませんか。
「定年退職後も働くなんでかわいそう」、「恥ずかしい」なんて言う人には、
「いやいやそうじゃない、僕たちは幸せのために働くんだ」と言えばいい。

そういう視点を1つ持って、定年退職後の人生設計をする。
そうすると、定年退職後も働き続けるためには、
今、何をしておけばいいのかを考えるようになる。
おのずと40代以降の暮らし方や仕事の仕方が変わってくるはずです。

◎人の幸せは、仕事を通じて全部手に入れられる

日本理化学工業という会社があります。
この会社は、『日本でいちばん大切にしたい会社』(坂本光司著、あさ出版)で、
最初に紹介されました。その会社を築いてきた大山泰弘会長の言葉を、
僕はよく使わせてもらっています。

「人間の究極の幸せは次の4つです。
人に愛されること、
人にほめられること、
人の役に立つこと、
人から必要とされること。
愛されること以外の3つは、働くことによって得られます。
私は、愛されることすらも働くことで得られると思います。」

僕はもう一度、声を大きくして言います。
「定年退職後も働くことは恥ずかしいことではない」、「むしろ素晴らしいことだ」と。
大山さんが言うように、人間の幸せは仕事を通じて全部得られるし、
仕事を通じて一番得やすいのです。

幸せになりたかったら仕事をしよう。
もう年だから、と言い訳をするのはやめよう。
身体が動いて元気なのであれば、ぜひ仕事をして幸せを追求してほしい。
そして、定年後も仕事ができるよう、
今から独自の能力を身につけていってほしいと思います。

【決断】幸せのために生涯働く

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