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小倉広メルマガvol.346「チームの存在意義を語ろう」



vol.346 『チームの存在意義を語ろう』 
出典:チームのルール



「俺たちの会社は世直しと困った家族の人助けをしているんだ!」

大真面目な顔をして先輩が語ります。
彼は外資系生命保険の営業支社長。
一杯酒が入り、ボルテージが上がってから彼の話は止まりません。
どれだけ今の仕事にやりがいがあるか。
たくさんのお客様に喜ばれ自分が幸せを感じていること。
大真面目な顔で語るのです。

この場面は、仕事とは関係ないプライベートな食事の場面です。
しかし彼は後輩である私に熱をこめて仕事の話を語るのです。

チームが人々の役に立っている。
自分たちは世の中から求められている。

その実感を持てたとき、
チームのメンバーは恐ろしいほどの力を発揮します。
逆に自分たちは人々の役に立っていない。
自分たちは世の中から求められていない、と感じたならば……。
どんなに高い給料をもらっていても心からやる気を出すことは
決してないでしょう。

チームの存在意義は強烈な「精神的報酬」となるのです。

かつてリクルート社で求人広告の新人営業マンだったころ、
私は営業の仕事が「世の中から邪魔者扱いされる最悪の仕事」
だと感じ、毎日会社を辞めたいと思っていたものです。
なぜならば、一日に百件も二百件も電話をかけ
飛び込み営業をしていたときのお客様の反応が冷たかったからです。

「忙しいのに邪魔邪魔!」
「またリクルート? 要らない、要らない!」
と冷たい扱いを受けた私は毎日の仕事が辛く苦しく感じられました。

しかしお客様の一言を機に世界が変わりました。
「リクルートさんのお陰で素晴らしい人が入ってくれたよ。
彼一人だけで会社が見違えるように変わった。
高いと思った広告費も安かった。どうもありがとう!」。

私の仕事は世の中の役に立っているんだ。
そう信じることができたときに、
体中に感動が稲妻のように走ったのを今も覚えています。

メンバーにチームの存在意義を語り続けること。
リーダーの大切な大切な仕事なのです。

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