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小倉広メルマガvol.341「相手に話す順番を譲る」



vol.341 『相手に話す順番を譲る』 
出典:何をやってもうまくいかないあなたがたった1分で自分を変える100の方法



あるセミナーに参加したときのこと。
参加者でいくつかのグループをつくり、
グループ単位でディスカッションをすることになりました。
私のグループは積極的な人が集まったのか、
「よろしくお願いします」と互いに挨拶しているときから、
皆さんが話したそうにうずうずしているのがわかりました。
案の定、ディスカッションがスタートしたとたん、
次々に熱い意見が交わされました。

ディスカッション中、私は聞き役に回って皆さんの話を聞いていました。
ある人はほかの人の話を全く聞かずに、「私はですね……」と
自分の話ばかりをし続けていました。
私はその人の話を聞きながら、
「以前の自分もこんな感じだったのだろうな」と、
自分ばかりが話していた過去を思い出していました。

数年前まで、私は、「話すこと」が礼儀だと思っていました。
あまり発言しない人やおとなしい人は、
黙って聞いているのが好きなのだろう。
その人たちのために自分が代わりに話してあげよう。そう思っていたのです。
また、面白い話や相手のためになりそうな話があれば、
出し惜しみをしてはいけない。
話すことは相手へのプレゼン卜になるのだからとも考えていました。

しかしあるとき、「話すこと」ではなく「聞くこと」が礼儀であり、
相手に対するプレゼントになること。
そして、あまり発言しない人やおとなしい人こそ、
実は話を聞いてもらいたがっているということに気づいたのです。
それは私にとって、大きなパラダイム転換でした。

それからは、相手が話したがっているなと思ったときや、
誰もが話せるような話題のときは、話す順番を譲っています。
前述のセミナーでも、話題があらかた出尽くして話が詰まってきたときに、
私は初めて発言をしました。

私にとって相手に話す順番を譲ることは、過去の罪滅ぼしです。
相手の話に耳を傾けて罪滅ぼしをしていくことで、
少しずつ自信を手に入れてるのです。

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