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小倉広メルマガvol.325 ナウ・イズ・ザ・タイム Now is the Time



vol.325 『ナウ・イズ・ザ・タイム Now is the Time』 
出典:とにかくすぐに「稼げて・動けて・考えられる」社員のつくり方



◎よくわかったよ。でも、今じゃない

世の中には赤字社員すなわち「稼げない社員」ばかりで、
稼げるのは社長一人、という会社が多い。
普通はそこで、「稼げる社員」をつくりたい、と思うはずですが、
中にはそうでない経営者もいる。「オレ一人が稼いじゃダメなのか?」
真顔でそうたずねる社長もいるのです。

もちろんそれを「ダメ」と決めつけることはできない。
しかし、「それでいいのですか?そんな会社にしたくて
この会社をつくったのでしょうか?」。
このように創業の原点をたずねると、多くの社長がその頃を思い出す。
そして、こう答えるのです。
「好きでやっているわけじゃない。この方法しかない。
カリスマ経営から抜け出す方法が見つからないから、
自分でやるしかないんだよ!」と。

そこで、僕は提案します。

「ならば、カリスマから脱却して、新たな一歩を踏み出しませんか?」と。
すると多くの経営者はこう返答するのです。
「うーん。やらなければならないのは、わかっちゃいるが……。
でも、今じゃない」と。

◎緊急ではない重要事項に日付を入れる

「やらなければならないが……今じゃない」。
社長がそう思うのも当然です。
なぜならば「稼げる社員」をつくる組織変革とは、
まさに「緊急ではない重要事項」だからです。緊急でなければ後回し。
それは、ごく普通の判断です。

しかし、それは成功者の行いではありません。
普通の人、ではなく成功する経営者は、そういう判断を下さない。
「緊急ではない重要事項」を大切にし、「緊急事項」を押しのけてでも、
前倒しに実施していくのです。
「緊急ではない重要事項」とは、例えば、以下のようなことがらです。

●戦略策定 ●ビジョン理念の策定と浸透 ●新規事業・新商品の開発
●業務フローの改善と改革 ●業務の標準化とマニュアル化
●人材育成 ●信頼関係構築とコミュニケーション ●自己啓発と学習
●健康のための運動 ●家族と過ごす時間

などなど。

いかがでしょうか?確かにどれも「緊急」ではありません。
今日、明日やらなければ大変なことになる、
というたぐいのことではない。
しかし、どれもが非常に「重要」である。
これを成し遂げることが「希望ある未来」をつくる。
逆を言えば、これをやり遂げない限り、永遠に未来はない。
幸せな明日はやってこない、ということがよくわかるはずです。

「緊急ではない重要事項」を実行するたびに幸せに近づく。
それを後回しにしていると、一生「緊急事項」に忙殺され、
どんどん人生がすり減っていく。

この基本原則を忘れないようにしていただきたいのです。
では、それをいつやるべき?答えは簡単。

ナウ・イズ・ザ・タイム Now is the Time「今!」なのです。

◎いつかやる、は、一生やらない

先に掲げた、たくさんの「緊急ではない重要事項」。
実はその中でも核となる中心的存在がひとつある。それこそが「人材育成」。
「稼げる社員」をつくること、なのです。

もしも、「人材育成」すなわち
「稼げる社員」が実現したとしたら、どうでしょう?

おそらく、それ以外の「緊急でない重要事項」は、
すべてスイスイと進み出すのではないでしょうか。

成功する経営者はそれを知っているから後回しにしない。
彼らにとって「人材育成」「稼げる社員」づくりは、
「緊急『ではない』重要事項」ではなく、
「緊急『かつ』重要事項」なのです。

つまり、成功する経営者とは、
普通の人にとっての「緊急『ではない』重要事項」が
「緊急『かつ』重要事項」に見える人。緊急事項に格上げできる人こそが、
後々、成功していくのです。

「いつかやる、は、一生やらない」。

成功している経営者ほど、「運」や「縁」を大切にします。
「思い立ったが吉日」。「善は急げ」。「気づいた時がベストタイミング」。
そんな一見すると合理性が何もないように見える考えを大切にし、
一歩踏み出す。
それが成功する秘訣なのかもしれません。

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