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小倉広メルマガvol.318 相手を大切にしよう



vol.318 『相手を大切にしよう』 
出典:チームのルール



チームに百人メンバーがいれば百人百様全員違う。
それが価値観というものの正体です。
なぜならば生まれも育ちも全員それぞれまったく違うから。
価値観は違って当然。一緒のわけがないのです。

そして大切なのは、価値観にたった一つの正解はない、ということです。
リーダーの価値観が正しくメンバーのそれが間違っているわけではない。
価値観はすべて正しいのです。
だからこそ、リーダーはメンバー一人一人の異なる価値観を
大切にしてあげなければなりません。
「俺流が正しいんだ」とばかりに自分の価値観をメンバーへ押しつける、
ドラえもんに出てくるジャイアンのようなリーダーでは
誰もついてきてはくれません。

同様にリーダーだけでなくメンバー同士も、
互いが互いの価値観を大切に尊重する。
そうすればメンバー間の信頼関係は飛躍的に高まることでしょう。

あるサービス業の店長さんは、
人事異動の際にメンバーたちから手書きの色紙と花束をもらいました。
そのお礼に店長が四十人のメンバーへ渡したプレゼントは一人一冊の本でした。

もしもあなたがその店長だとしたらどんな本を贈るでしょうか?
おそらく自分が読んで感銘を受けた本、
相手にも読んでほしいと思う「俺流」の本を贈るのではないでしょうか。
しかしその店長は違いました。

一人一人にぴったりあった種類の本。
つまりは四十人に対して四十種類の本を選び贈ったのです。
気が弱くすぐに落ち込むメンバーへ対しては「自信を持てる本」、
仕事はできるが部下と衝突してばかりいるチーフに対しては
「名選手必ずしも名監督ならず」という本を。

それを贈られたメンバー達は、
「自分のことを知ってくれている」店長に深く感銘を受けたといいます。
そして四十冊の本を探して書店を駆けずり回る店長の姿を思い描き、
涙ぐんだということです。

相手を大切にするとは、相手に合わせてあげること。
決して「俺流」の親切の押し付けであってはならないのです。

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