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2月6日配信 小倉広メルマガvol.305 「矛盾を解決し矛盾をつくりだそう」



vol.305「矛盾を解決し矛盾をつくりだそう」
出典:チームのルール


「一週間以内にパンフレットを作ってくれ。
しかも内容は前回以上の高いクオリティーでな。頼むぞ」。
経営陣からの依頼を受けた宣伝チームのリーダーであるあなたは
こう噛みつきます。
「それは無理です。通常は二週間かかります。
半分の納期でつくるのであれば高いクオリティーは保証できません。
逆に高いクオリティーを優先するならば二週間以上の納期を下さい。
そもそも納期とクオリティーの両方を求めるのは無理です。
矛盾しています!」と。

さて、あなたはリーダーのこの発言をどう思いますか?

リーダーの仕事とは「矛盾を解決する」こと。

そもそも経営とは矛盾のかたまり。
あちらを立てればこちらが立たすの矛盾だらけなのです。
たとえば、長期の育成を重視すれば
短期の売上が落ちてしまうといった長期と短期の矛盾。
たとえば、個人のモチベーションを優先したら
全体にとって最適な人材配置ができない、といった個と全体の矛盾。
さらには、効率を優先して仕事を進めると
高いクオリティーが維持できないといった効率性と有効性の矛盾など。

私たちリーダーはその苦しい矛盾から逃げ出して、
どちらか片方だけを追いかけたくなってしまいます。
しかしそれはリーダーのすることではない。
「矛盾」する両方を追いかけるのが当然と受けとめ、
その両方をなんとしても達成する「矛盾の解決者」でなくてはならないのです。

その際のやり方はたった二つしかありません。
つまり「頭を使う」か「体を使う」か。
必死に知恵を出し、矛盾する双方を成し遂げるアイディアを出すか。
もしくは力技で労働量を増やすことで対応するか、しかないのです。

そして、なんとか「矛盾」する双方を解決することが
できるようになってきたとしたら……。

その次のステップは、自己「矛盾の創造者」になることです。
そのときこそあなたがリーダーを卒業し、経営者の一員になるとき。
そこを目指してまずは「矛盾」を受け容れ
解決し続けなければならないのです。

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