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12月5日配信 小倉広メルマガvol.297 「君の許可なしに 誰も君を侮辱することはできない」



vol.297「君の許可なしに 誰も君を侮辱することはできない」
出典:35歳からの生き方の教科書


20代のころの僕は、人の目ばかりを気にする小さい奴だった。
自分の中に軸がなかった。
だから、他人の風評に左右され右往左往していた。
他人から批判されたら落ち込んだ。相手から侮辱されたら腹を立てた。
刺激、即反応。
餌を出されたらヨダレを垂らす、まるでパブロフの犬のようだ。

しかし、20代の僕にまだ余裕はない。
だからそれがおかしなことだと気づきもしなかった。
そして人の顔色を気にすることで毎日忙しかった。
相手が僕を傷つけませんように、僕を嫌いになりませんように。
バカみたいに相手の反応ばかりを気にする不健康な毎日を送っていたのだ。

30歳になろうかというある日のこと。
こんな苦しい思いをするのはもうまっぴらだ、と僕は考えた。
そして、なぜ僕はこんなに苦しいのか、と考えた。
考えること1週間。
ようやく僕は気がついた。
苦しいのは、僕を批判する奴がいるからじゃない。
批判する奴の言うことをバカ正直に真に受けている自分が悪いのだ。
僕を批判する奴と一緒になって、
自分を責めている「僕」自身が原因であることに気がついたのだ。

僕の許可なしに、誰も僕を侮辱することはできない。なんてこった!
僕はバカみたいに僕を侮辱する奴に、
僕を侮辱する「許可」を与えていたんだと気がついたのだ。

そうとわかれば話は早い。
まず僕は自分を侮辱する奴に「許可」を与えないことにした。
あんたが何を思おうが言おうが、それはあんたの勝手だ。
でも僕はあんたの言葉に左右されたりはしない。
僕が左右されるのは、僕の内なる基準、内なる声だけだ。
そう自分自身に宣言したのだ。

そうしたら、とたんに気持ちが楽になった。
他人の反応に右往左往しなくなり、
どっしりと心に余裕ができるようになった。
僕は他人に人生を支配されることをやめた。
僕はようやく自分の人生を自分の手に取り戻したのだ。

35歳、人生の折り返し地点が近づいた僕たちは、
そろそろ自分の人生を取り戻してみてはどうだろうか。
そのためには、誰かが君を侮辱しようとしても
それに「許可」を与えるのをやめることだ。

それだけで君の心は格段に軽くなるはずだ。

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