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7月28日配信 アドラー100の言葉 vol.26「恥ずかしがりであることは、危険に満ちている」

  • 2017年07月28日


子どもが恥ずかしがりであることも危険に満ちたことである。


恥ずかしがりは矯正しなければならない。


さもなければ、その子どもの一生を破滅させることになる。


なぜなら、われわれの文化においては、


勇気がある人だけがよい結果と人生の利点を得るというふうに


仕組まれているからである。


アルフレッド・アドラー
Alfred Adler

「個人心理学講義」
The Science of Living
Doubleday Anchor Books.1969 (Original:1928)

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(解説)

アドラー心理学における「勇気」という概念には、

共同体感覚の一面が含まれています。

勇気とは、他者へ「貢献する能力」であり

周囲を敵ではなく「仲間だと思う」ことです。

つまり、勇気について極論するならば、

勇気がある人とは

「他者に貢献し、周囲を仲間だと思う人」であり、

勇気が欠けている人とは

「自分のことばかり考え、周囲を敵だと思う人」と

言えるかもしれません。

恥ずかしがりの人は、対人関係での失敗を恐れて、

他者を遠ざけようとしがちです。

失敗するくらいならば、最初から人と交わらないことを選ぶのです。

そして、この特性を「矯正」してでも改めるべきだと説きました。

一般に、ごうまんさや、過度なうぬぼれは、避けるべきと思われていますが、

恥ずかしがりや臆病は、「矯正」すべきとは、思われていません。

しかし、アドラーは、その両者を共に戒めています。

どちらも、タイプこそ違えども、

「他者への貢献」を避け、

「他者を仲間ではなく敵である」と見ている点では、

一緒だと考えるからです。

恥ずかしがりは「一生を破滅させる」

アドラーの手厳しくも、愛に満ちた助言です。


株式会社小倉広事務所 
代表取締役 小倉広 Hiroshi Ogura

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