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6月8日配信 アドラー100の言葉 vol.14「気安さ、快活さは、共同体感覚の印」

  • 2017年06月08日


ある人がどれほど喜んで他者を助けたり、

促進させたり、喜ばせたりするかを調べてみれば、

その人の共同体感覚を測定することに容易に成功する。

他者に喜びをもたらすというこの能力は、

そのような人が姿を見せただけですでに、

他よりも大きな利益に出合うというふうに作用する。

そういう人々は、われわれに気安く近づくし、

われわれも彼(女)らを純粋に感情的なレベルでも、

他の人間よりもずっと好感が持てる者という判断を下す。

われわれは、そういう特徴をまったく直観的に、

共同体感覚の印と感じるのである。

彼(女)らは、快活な性質をもった人々であり、

彼(女)らはいつも憂鬱そうで心配そうな顔つきをすることなく、

また他者を自分たちの心配の対象や担い手にすることもなく、

他者と一緒にいるときには、

人生をより美しく生きるに値するものにするために、

快活さをふり撒くような人たちである。

アルフレッド・アドラー Alfred Adler 「個人心理学講義」 The Science of Living Original 1928 —————————————————————————— (解説)


共同体感覚とは「協力する能力とその準備」です。

言葉を変えれば「他者の喜びを自分の喜びとする」ことです。

そして、共同体感覚を持っている人は、

直観的に、一目で分かる、と言いました。

彼(女)らは、気安く、快活で、好感が持て、

その場に現れただけで、周囲を幸福な気分にさせるのです。

逆に、共同体感覚が低い人は、憂うつで、心配そうな表情を

しているとアドラーは言いました。

他者を気分良くさせることよりも、

自分の心配をしてほしい。

自分が不機嫌であることを理解してほしい。

自分のことばかりを考えている、と言うのです。

共同体感覚の多寡は

あらゆる場面、あらゆる言動に見ることができる。

アドラーはそう指摘しています。

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