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5月30日配信 アドラー100の言葉 vol.11「臆病な人は仲間を犠牲にしてまでも名声を得ようとする」

  • 2017年05月30日


臆病は常に人間関係を壊す性格特性である。


自分のことを非常に心配しているので


もはや


他の人のことを考えられない子どもは


仲間を犠牲にしてまでも名声を得ようとする。


それゆえ臆病はそれが起こるとき、


自己中心的で戦闘的な態度を取らせることになるが、


このような態度は共同体感覚を破壊する。


アルフレッド・アドラー
Alfred Adler
「子どもの教育」
The Education of Children
Gateway Editions,Ltd., 1930
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(解説)

恐がり、臆病、引っ込み思案、人前に出ると緊張する・・・・・・。

イメージされるのは、か弱く、控えめで、静かな人物です。

しかし、アドラー心理学の視点から見れば、

まったく別な人物像が見えてきます。

臆病さの、そこかしこに「野心」が見え隠れするのです。

臆病なのは、他者の目や評価が気になるから。

恐いのは、失敗そのものではなく、

失敗を評価する他者の目なのです。

そして、他者の目を気にするということは、

他者を信頼していない、ということ。

アドラーはそれをもっとはっきりと断じています。

「臆病な人、緊張する人は、

他者を仲間だとは思えず、敵だと思っている」と。

自分を守るために、絶え間なく緊張していると言うのです。

臆病な人は、他者を思いやる余裕がありません。

他者を犠牲にしてでも、必死に自分の評価を求めるのです。

「このような態度は共同体感覚を破壊する」と

アドラーは述べています。

どうやら、過度の臆病さは、

改めることが必要な性格特性のようです。

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