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8月06日配信 小倉広メルマガ vol.200 『 感謝は「動詞」だ。感謝は「意思」だ』



vol.200「感謝は「動詞」だ。感謝は「意思」だ 」

毎週のように管理職研修のお手伝いをしている。リーダーシップとは影響力。
その源泉は信頼である。そんなことを話している。
すると、ある管理職研修で、ある受講者さんから質問の手が上がった。

「小倉先生!部下と信頼を築くのが重要であることはわかりました。
でも、どうしても好きになれない部下や関心を持てない部下がいるときは
どうすればいいのですか?」

実に率直な受講者さんだ。私は質疑応答の常で、質問の「おうむ返し」を
することにした。

「あなたはどう思いますか?」

すると

「わからないので聞いているのです」

と返ってきた。そうきたか。では、質問を変えてみよう。
「では、他の人にも聞いてみましょう」私はそう言って、他の受講生に
質問をした。

「好きになれず関心を持てない部下に対して、皆さんはどうされていますか?
どなたか答えてくれる人はいませんか?」

すると。やはり、いるものだ。ハイ、と手を上げて、ある受講者さんが
こう答えてくださった。

「関心が持てない相手でも、関心を持とうと努力をしてみることだと思います。
上手にできなくても仕方ない。でも、最初からあきらめるのではなく、
やってみることです。なぜならば他の部下が見ているからです。
上司はできなくても頑張っているのか?頑張らずに見捨てているのか?を。
だから、できなくても努力するのがいいと思います」

私はあまりに素晴らしい回答に息を呑む思いだった。そう。そうだよね。
心の中でつぶやいた。そして、質問者に尋ねた。
「教えてもらって、いかがですか?」と。
「は、はい……。確かにそうですね……」たじたじとなりながら、
その答えに納得したようだった。

私はホワイトボードに以下の言葉を板書してまとめることにした。

「愛は動詞である」 「悲観は気分のもの。楽観は意思のもの」

愛とは惚れた、ハレタの感情の起伏ではない。愛するとは、相手が喜ぶことを
「する」こと、すなわち「動詞」であり、感情は関係がない。
感情は後からついてくる結果でしかない。

相手に優しい言葉をかける。仕事を手伝う。微笑む。相手の話を熱心に聞く。
相手のために犠牲を払う。それが愛だ。

「7つの習慣」に出てくるフランクリン・コヴィー博士の言葉である。

同様に「悲観は気分のものであり、楽観は意思のものだ」とは、有名なアランの
「幸福論」の一節だ。私はかつて悲観的な自分が嫌いだった。そして楽観的な人を
見て思ったものだ。「あいつはいいよな。お気楽に生まれてきて」。
しかし、それは違ったのだ。楽観は気分のものではなく「意思」である。
「楽観であろう」と自分の心をコントロールするのである。

そうやって「気分」に左右されずに「愛する」「楽観する」。
それを繰り返しているうちに、10年、20年すればそれがやがて性格の一部になる。
意識せずとも意思を持たずとも自然にできるようになる。そういうことだろう。

東洋哲学や西洋心理学などの古典的名著を学ぶ参加費無料の読書会、
人間塾 in 名古屋でともに学ぶ仲間から、新聞の切り抜きを送っていただいた。
そこにはこのようなことが書いてあった。

「誰か知っている人に会ったなら、
『この人にお礼を伝えることはなかっただろうか』
と考えなさい」

エッセイストの飛鳥圭介さんの言葉だ。
私は、先の話と同じだ、と思った。

そうか。感謝は「動詞」なんだ。感謝は「意思」なのか、と。

日常のことに感謝できる人は、必ずしも生まれつきではない。「意思」を持って
「動詞」を繰り返したたまものであるのだ。それを10年、20年繰り返して性格にする。
先の「愛」「楽観」と同じことなのだ。

このように。先人の教えに学ぶ生き方のコツ、すなわち苦しみが減り、幸せが少し増える
考え方や行動の方法を学ぶ講座がある。

「人生学2級」「人生学1級」講座がそれだ。

● 一般社団法人人間塾 主催 「人生学2級講座」
(6時間)10月4日(日)東京開催
https://argo-navi.net/mielca_ogurahiroshi/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=218 
● 一般社団法人人間塾 主催・認定「人生学1級講座」
(12時間・2日間)10月11日(日)12日(祝)東京開催
https://argo-navi.net/mielca_ogurahiroshi/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=219 

この度、代表理事である私・小倉が直接講師を務める講座が1年半ぶりに開催される。
今後も開催は年に1~2回となる予定だ。

直接私の講座に参加し、人生のちょっとしたコツを学びたいという方がいらっしゃれば、
この機会に参加をお勧めしたい。
私と共に、悩みを減らして、幸福を感じられるような思考・行動の法則を身につけて
いただきたいと思う。

小倉


【 編集後記 】

鎌倉暮らしに慣れてくると、都心に来ただけで驚きを感じるようになります。

ビルが高い!人が多い!夜中まで明るい!

つい1年前まで表参道に住んでいて、その前は麻布十番に15年も住んでいた者とは
思えない発言です。

鎌倉時間と言われるものがあります。ゆったりと、あまりせかせかしない時間感覚。
それが自然になってきたのでしょうか。

しかし、ビジネス社会は東京時間で流れて行きます。
気をつけなくてはならないな。そう思いました。

では、次回もお楽しみに!

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