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7月3日配信 小倉広メルマガ vol.187 『 上司を親と思うな、銀行と思え 』



vol.187「上司を親と思うな、銀行と思え 」


研修講師として著者としての先輩であり敬愛するエンパワーリング代表
の上村光典さんのセミナー に受講生として参加させていただいた。
「一流の部下力 上司との信頼の築き方」だ。
http://www.empowering.co.jp/bookreview.html

その中で「なるほど〜こう伝えればいいのか!」と膝を打ったのがこの言葉。
「上司を親と思うな。銀行と思え」というものだ。

部下が上司を親だと思うと子供のような依存体質になる。
「仕事を任せてくれない」「教えてくれない」「自由にやらせてくれない」
という不平不満ばかりの「くれない族」になってしまう。

しかし、部下が上司を「銀行」と思えばこれはなくなる。銀行とはすなわち
わかりやすく言えば「金貸し」だ。つまり、上司は部下にとって
「人・物・金」という仕事に必要な資源を貸してくれる第三者だと捉えるのだ。
すると「くれない族」になりようがない。甘えたり不平を言う
前に「金を貸してもらえるだけの自分」になる方に関心が向く。
矢印を相手に向けるのではなく自分に向けるようになるからだ。

研修の中で、講師の上村さんが若手社員たちにこう投げかけた。
「銀行さんからお金を貸してもらうためには、銀行さんから信用されな
ければなりませんよね?そのために必要なのはお金をきちんと期日通
りに利子をつけて返すこと。つまり、インプット以上にアウトプット
をし続けることです。部下は上司からのインプット以上をアウトプット
し続けなくてはならない。期待を超えなければならないのです」

例えば3日以内に提出してくれ、と言われた資料を2日で仕上げる。
仕事を頼まれたら、声をかけられる前に経過を報告する。
与えられた目標以上の成果を出す。

このようにインプット以上のアウトプットを出すと部下は上司から信用され
金を貸してもらえるようになる。そして、それを何度も繰り返していると
「信用」が「信頼」へと変わっていく。つまり、裏付けや保証がなくても
お金すなわち資源を貸してもらえるようになるのだ、という。

ところが、実際の組織ではこの法則を理解していない部下が多い。
「上司が教えてくれない」「予算をくれない」「自由にやらせてくれない」
と不満ばかりをこぼしている「くれない族」があふれている。
かくいう会社員時代の私もその一人だった。
上司を親か教師のように勘違いをしていたのだ。

上司からお金を借りたければ、上司から信用されることだ。そのために
は日頃から小さなことも含め、上司からの命令や指示、そしてお願いに
利子をつけて答え続けること。それができなければお金を借りることはできない。

なんともわかりやすくシンプルなこの例え。私はまさに膝を打つ思いであった。
そしてこう思った。
「この話を部下や後輩に聞かせてあげたいよ。まったくわかっていない
彼らにわからせなくてはね」と。

しかし、上村さんは、別の場面でこう言った。

「人の話を聞きながら『あの人に聞かせてあげたい』『あの人はできていない』
と思っている人は成長しません。そうではなく常に自分ごと
で聞いている人だけが成長する。『自分はできているだろうか?』
『自分はどうすればいいだろうか』と」

そしてこう結んだ 。「成長しない人は上司から信用されません」と。
ここでもまたインプット以上のアウトプットが必要、という法則が当て
はまる。そして、ここでもまた、私はその法則に反するような思考をし
てしまっていたのだ。

部下に聞かせたい、部下にわからせたい、と言っている暇があったなら。
私たち自身が一流の部下になることが先決だ。その姿を見て部下が何か
を感じてくれるかもしれない。言葉ではなく行いで示す。
それが本物のリーダーの姿だ。私はまたもや反省し冷や汗をかく思いがした。

上村光典さんのセミナーを聞いていると胸が痛くなることばかりだ。
だからこそ気づける。学びになるのだろう。
もう一つの講座「部下を本気にできる上司 できない上司」はさらに、
気づきが深かった。またの機会に私の気づきをご紹介申し上げたいと思う。
一流の部下を目指す人たちにお勧めのセミナーだ。

【 編集後記 】

いつもであればここに私なりの視点を加えたり、別の角度
から切ったりするのですが、そこまで手が回りませんでした。

というよりも、下手に加工ができなかった、というのが本音です。いい
素材は下手に手を加えるとまずくなる。なるべくそのままお出しした方が
いい。そんな感じでしょうか。上村さん、ありがとうございました!
教えていただいたことを実践して、インプット以上のアウトプットを出せる
ように努力します。

では、次回もお楽しみに!

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