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7月28日配信 小倉広メルマガ vol.196 『 一人の百歩よりも百人の​一歩 』



vol.196「一人の百歩よりも百人の​一歩 」
出典:とにかくすぐに「稼げて・動けて・考えられる」社員のつくり方

– オレが稼いじゃダメなのか? –

先の社長のエピソードを別の社長にお話ししたところ、こんな素朴な質問を返され
てしまい、一瞬言葉に詰まったことがあります。

「オレ一人が稼いじゃダメなのか?」と。

なるほど。それも一理ある。いや、一理どころか、世の中小企業のほとんどは、
社長が稼ぎ、残りの社員全員がそれを助ける。全社員が「稼げない社員」という
会社ばかりです。これぞ、まさに「オレ一人が稼ぐ」状態。それはちっとも珍しい
風景ではありません。しかし、ちょっと待っていただきたい。
だからこそ、僕はこうたずねたいのです。

「社長。今のままで楽しいですか?」と。

社長自らがトップセールスマンであり、トップ技術者であり、トップ管理部長で
ある。確かにそれはすごいこと。スーパーマンの所作であります。忙しくて、忙しくて
死にそうになりながらも、おそらくは充実した毎日。「オレってすごいな」という
自己充足感も得られているに違いありません。しかし、それでいいのでしょうか?

社長はそんな風になりたくて会社を始めたのでしょうか?その姿は、創業時に
イメージした、社長が望む会社の姿だったのでしょうか?

かくいう僕も「オレ一人が稼いじゃダメなのか?」と思っていた時期がありました。
社長の僕がトップセールスかつトップコンサルタント。すべての社員は僕の手足と
なるアシスタント。しかし、そんな毎日を送りながらも、僕は、ふとこう思ったのです。
「こんなはずじゃない。こんな会社にしたかったわけじゃない。なぜこうなってしまっ
たんだろうか?」と。

– 縁げる社員のつくり方 –
僕がつくりたかった会社の姿は、名経営者として名高い、日本電産の永守社長が
よく使われるこの言葉に凝縮されています。

『一人の百歩よりも、百人の一歩』。

社長が一人で百歩を歩み、全社員がそれを支える。そんな会社ではありません。
そうではなく、一人ひとりが全員力強く一歩を踏み出す。それが百人いる。
そんな組織です。

たとえるなら、たった1台の蒸気機関車が100両の客車を引っ張るのではなく、
客車1台1台にモーターがつき、それぞれが自力で走り出す組織。そんな組織を
つくりたかったはずなのに、気がつけば僕は一人で走っていた。そんな状態
だったのです。

その時の社内の雰囲気を僕は二度と思い出したくありません。
それは日中、つまらなそうな表情で仕事をこなし、休憩時間や帰宅する時に楽しそうな
笑顔になる社員たちの姿です。何かが違う。何かがおかしいぞ。僕は強くそう思いました。
そして「一人の百歩」ではなく「百人の一歩」の組織へと生まれ変わるために、過去に
決別を言い渡し、組織変革へと着手したのです。

– カリスマ経営からの脱却 –
創業した会社の9割以上10年以内に消えてなくなる。これが日本の起業の姿、現実です。
それほどまでに企業が生き残るのは大変なこと。まさに修羅場の連続です。

だからこそ、起業してから10年目くらいまでの問、多くの企業はカリスマの力を最大限に
活用してこの荒波を乗り切ります。嵐のさなかに必要なのは、皆の納得感を重視した
話し合いではありません。そんなことをやっていたら会社は潰れてしまう。

そうではなく、一人の異端児。超人=カリスマの力を最大限に活かして、彼を全員で
支える。まさに『一人の百歩』型組織こそが、嵐を乗り切るのに最もふさわしいのです。
しかし、嵐が過ぎ、企業が成長カーブにさしかかった時、これまでと同じスタイルでは
船は前に進みません。そう、カリスマ経営を卒業して、社員が自分の足で立つ、
自立自走型組織へと生まれ変わらなければならないのです。

しかし、この変革は難しい。これまでは『何も考えるな」『オレの言うことをその
まま聞け』と言い続けた社長と、言われ続けた社員が真逆のことをしなくてはならない
からです。『自分の頭で考えるな」『いちいちオレに聞きにくるな』。
この変化に対応できないのです。「百人の一歩」「稼げる社員」への生まれ変わりは、
一筋縄にはいかないのです。


【 編集後記 】

家事でゴミ捨てを担当している旦那さんが多いようです。かくいう私もその一人。

この季節は生ゴミや食品プラスチックに小蝿がたかるのが悩みの種です。
しかし、Amazonのレビューであるものが小蝿予防に効くと知り早速取り寄せ試したところ。。。

劇的な効果とともに爽やかな香りで大成功でした。しかも価格は激安です。

それは、ハッカ油です。水で薄めてスプレーに入れて、ゴミ箱にシュッシュッ。
驚くほど小蝿が来なくなりました。

お部屋には爽やかな香りもついてきて一石二鳥です。ぜひ、お試しを。

では、次回もお楽しみに!

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