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6月16日配信 小倉広メルマガ vol.181 『 リーダーはメンバーを変えることはできない』



vol.181「 リーダーはメンバーを変えることはできない」
出典:33歳からのリーダーのルール

僕は29歳で課長になった。さあ、これからは自分の力ではなく、他人を
通じてことを為さなければならない。
つまり、人を動かさなくてはならない立場になったのだ。

そこで僕がした間違いは「相手を変えよう」とすることだった。

自分に比べて能力も経験も劣るメンバーのやり方では目標達成ができない。
メンバーたちに自分の豊富な経験と能力を分けてあげよう。
そうすれば彼らも成長するし、きっと喜んでくれるに違いない。
新米リーダーの僕は間違った思い上がりでメンバーと接してしまった。

「自分は優れていると思い込んだ人聞が、劣ったと思い込んでいる人聞に
対して正しい方法を教え込もう」としてしまったのだ。

僕は「自分のコピー」を作ろうとした。そして失敗した。

メンバーたちは僕の教えを拒絶した。自分が劣っている、と思われるのが
イヤだったのだ。彼らは僕から教えられる度に自分がダメ人間であるかの
ように感じてしまった。現在のやり方が間違っている。正しいやり方は
こうだぞ。僕から教えられる度に、自分が間違っていると言われ続けて
いるように感じたのだ。そしてとうとう彼らは教えられることを拒絶した。

君は朝早く起きているだろうか?
タバコをきっぱりとやめられただろうか?
良くない習慣を捨て去ることができるだろうか?

僕たちは自分自身を変えることすらできない。そんな君が他人の考え方を
変えようなんて、おこがましいと思わないか?そんなことは不可能なのだ。

しかし、それでも君は他人を動かさなくてはならない。
しかし相手を変えることはできない。君はジレンマに襲われることだろう。
どうすればいいんだ?その答えは一つしかない。

「相手を無理やり変えようとはせず、相手が変わりたい、と思うような
『きっかけ』を作る」

つまりは「気づき」を与える。それを選び取るかどうかは相手に任せるしかない。
無理やり「気づかせる」ことはできないのだ。

英語のことわざにこういうものものがある。
「喉の渇いていない馬に水を飲ませることはできない」というものだ。

まさにその通り。33歳を過ぎた新米リーダーの僕たちにできることは、
彼らに「喉の渇き」を感じさせることであり、水のありかを教えて
あげることだ。決して無理やり水を飲ませることではない。


【 編集後記 】

講演の仕事で富山に来ています。

私の故郷新潟のすぐ隣。海や山の形が新潟に似ているな、と感じます。

不思議なもので四国は四国らしい海と山。
九州は九州らしく。東北は東北ならではの。
土地土地によって自然もみごとに変わるように思います。

きっと人間も。。。

また、次回をお楽しみに!

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