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6月15日配信 小倉広メルマガ vol.268 『クイズ「もし、あなたが総支配人だったら?」〜研修編〜』



vol.268「クイズ「もし、あなたが総支配人だったら?」〜研修編〜」

あなたは、「一流を手軽に」をコンセプトに、中級シティホテルとして運営してきた
JRグループ、ホテルアソシア名古屋ターミナルの総支配人に任命されました。
しかも、最悪のタイミングに、です。

同ホテルは、バブル崩壊後経営が低迷し、4期連続の赤字で債務超過。
しかもすぐ隣のJR再開発ビルには超高層ツインビルの一棟に52階建ての
名古屋マリオットアソシアホテルがオープンすることが決まっています。
親会社はリストラを決断。
それまで150名だった従業員を三分の一の50名へと減らすことになりました。
また、それに伴い従来は収益の柱であった婚礼部門を廃止。
従業員は疑心暗鬼。雰囲気は最低、先行きは真っ暗な状況です。

もし、あなたがそんな時、以下の状況に直面したとしたら、
どのような判断を下し、実行しますか?
考えながら読んで見て下さい。

●研修について
予算のない中、あなたは経営に掛け合い、なんとか一泊二日で 東京へ研修に行く承認をもらいました。
さて、あなたが総支配人だったら、どのような研修にするでしょうか?

A:気合と根性を入れ直すために、街頭で大声を出したり、
見知らぬ人の家のトイレ掃除をさせていただく
「地獄」のような経験を積ませる研修を行う

B:基本を再徹底するために、マナーやあいさつなどの
基本行動をプロ講師から学ぶ研修をする

C:チームで職場の問題を徹底的に話し合い、
問題をどのように解決していくかという課題形成および
解決のグランドデザインを描く研修をする

D:外資系のライバルに負けないように、
事業戦略やマーケティング、ブランディングを学び、
ライバルホテルとの差別化を明確にし、商品サービスを変革する戦略会議を行う

E:帝国ホテルや椿山荘などの超一流ホテルを巡り、
厨房やバンケットルームを見学「一流のサービスとは」を
肌で体験してもらう研修を行う

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さて、皆さんの回答はどれだっただろうか?
正解はE。一流ホテルのサービスを体験する、という研修を行ったのだ。

●「日本一幸せな従業員をつくる」
ホテルアソシア名古屋元総支配人柴田秋雄氏講演+小倉広との対談+
ドキュメンタリー映画上映会+懇親会
7月30日(土)12:00開場 12:30〜16:30 日比谷図書文化館B1大ホール
http://everevo.com/event/29829

では、一流ホテルのサービスを体験した
リストラで傾いているホテルの従業員たちはどのように感じただろうか?
劣等感を感じて落ち込んだだろうか?

もちろん、最初は彼らはこちこちに緊張したという。
名門ホテルを前にして気後れして動けなくなったくらいだ。
しかし、彼らもまた同じホテル業界に籍を置くプロフェッショナルである。
彼らはプロの視点で動きを一つひとつ見ていた。
すると、あることに気づいたのだという。それは・・・・・・。

「自分たちも同じぐらいできる」という自信だった、という。

その夜、彼らは誰からともなくホテルの一室に集まり、
日付が変わる夜更けまで夢中で話し合ったという。
「自分たちだって、もう少し頑張れば、一流ホテルでも
通用するぐらいのことはできる!」という強い想いだったという。

翌日は、本来はディズニーランドに遊びに行くはずだった。
しかし、誰一人そうは考えなかった。自分たちで話し合い、
予定にはなかった、別のホテルの視察へと訪れたのだ。

柴田さんは言う。
「うちの従業員が負けていたのは、ホテルの知名度でも規模でも、
仕事の中身でもなく“気持ち”だった。
赤字続きで、経営がどこに向かうかもわからず、ただ尻を叩かれる。
それで気持ちが荒むのは仕方ない」

「その気持ちさえ晴れれば、実は一流ホテルに臆することはない。
自分たちは地元でそれなりにやってきたんだ。
そこに気づくには、いくら机の上で研修をしてもダメ。
理屈じゃない。実際に感じることが一番だ」

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「人間であるということは劣等感を持つということである」
アルフレッド・アドラーの言葉だ。

そして、その劣等感をバネにするか。それともできない言い訳に使うか。
後者の状態にある人のことをアドラーは劣等コンプレックスと呼んだ。
劣等感を言い訳にして人生の課題から逃げ出す状態。
それが劣等コンプレックスだ。
おそらく柴田さんが着任した時の従業員のほとんどが
劣等コンプレックスに陥っていたのではなかろうか。

人は誰もが勇気をなくすと、非建設的な行動を取る。
できない言い訳を探して行動を起こさないこと。
それはまさに非建設的な行動だ。
しかし、それをとがめても、叱っても何一ついいことは起こらない。

勇気という自信を取り戻させるのだ。
しかも、それは自分から気づくプロセスでなければならない。
上司が説教をして「一流のマインドを持て!」と叫んでも
そのような変革は起こらない。自ら見つけていかなければならないのだ。

このような素晴らしいエピソードの数々を
柴田さんが直接披露して下さる講演会がある。
ドキュメンタリー映画の上映会がある。私、小倉広との対談、
そして、柴田さんもご参加いただける懇親会もある。
7月30日(土)午後。ぜひ、この二度とない体験をしに
東京駅からほど近い日比谷の会場へお運びいただきたい。

●「日本一幸せな従業員をつくる」
ホテルアソシア名古屋元総支配人柴田秋雄氏講演+小倉広との対談
+ドキュメンタリー映画上映会+懇親会
7月30日(土)12:00開場 12:30〜16:30 日比谷図書文化館B1大ホール
http://everevo.com/event/29829
●柴田氏TED講演(18分)
https://youtu.be/-WkdFZ1WV3M
●「日本一幸せな従業員をつくる」映画予告動画
https://www.youtube.com/watch?v=xUdyhQsodNE
会場でお待ちしています!

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