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4月18日配信 小倉広メルマガ vol.257 『そもそもマネジャーって何をすればいいの』



vol.257「そもそもマネジャーって何をすればいいの」
出典:「マネジャー」の基本&実践力がイチから身に付く本

-「人を通じて事を成す」のがマネジャーの仕事
初めてマネジャーになった人は、誰もがこう思います。
「そもそもマネジャーって何をすればいいの?」
「今までのプレイヤーとどこがどう違うの?」
私なら、一言でこう答えます。「”人を通じて事を成す”のが、
マネジャーの仕事です」言い換えるなら、自分一人が走り回って目標を
達成するのではなく、 多くのアカの他人に動いてもらって初めて
目標が達成できる仕事です。プレイヤー時代は与えられた自分の目標を
達成すれば、それで合格だったでしょう。
苦しいときでも、自分が頑張りさえすれば何とかなったはずです。

ところがマネジャーとしてメンバーを引き受け、彼ら全員の成果に責任を
持つ立場になると、状況は一変します。
「なぜ、言う通りに動いてくれないのだろう?」
「なぜ、もっと頑張れないのだろう?」
「なぜ、やる気がないのだろう?」
「こんなのやってられない!」思い通りにコトが進まず、たいていの
マネジャーはショックを受けます。そして、焦りや不安を抱えながら
メンバーに声高に命令していくのです。動きの悪いメンバーを見ては、
「こうしてほしい」「ああしてほしい」と次から次へと指示を出します。
しかし残念ながら、これでは決して人は動いてくれません。

-「相手」ではなく「自分」を指さすことから始めよう
では、人を動かす、動いてもらうためには、どうすればいいのでしょう?
答えは一つ。相手を変えようとするのではなく、まずは自分が変わることです。

マネジャーは、「相手のために自分は何ができるのか?」を考えて行動していきます。
たとえば、いつも指示待ちのメンバーに「なんで進めておかないんだ」
「もっと自分から動け」では、うまくいきません。

メンバーにしてみれば、「お前のやり方が悪い」「だから変われ」と、
否定されているような気持ちになるからです。これでは信頼関係を築くことも
むずかしくなります。そうではなく、「相手がもっと自発的に動けるように
なるために、自分は何ができるか」を考え、具体的な方法を用いてメンバーと
一緒に解決していくのが、マネジャーの仕事です。

このような場合は、マネジャーが進行チェックに一緒に付き合い、メンバーと
二人でゴールを共有するといいでしょう。「他に何を進めておけばいいかな?」
などと声をかけ、小さな成功を褒めていきます。いきなり相手に「変われ」と
命令してはいけないのです。相手が動かないと思ったら、相手を指さして責めたり、
無理に変えようとしてもうまくいきません。マネジャーは、相手ではなく
「自分を指さして」、まずは自分が変わることでメンバーを動かし、大きな目標を
達成していくのです。

また、これは時間や仕事量、ノルマなどの問題にも当てはまります。
厳しいチーム目標をウエから命じられたとき、「目標が高すぎる」などと
ウエを指さしているようでは ダメです。

「達成するために、自分はどんなことができるか?」を考えることから、
マネジャーの本当の仕事が始まるのです。

このように、「自分を指さす」ことによってメンバーと一緒にゴールを
目指すのが、マネジャーの仕事です。このスタートラインに立ってこそ、
初めて「人を通じて」事を成すことができ、マネジャーの仕事の醍醐味を
味わうこともできるのです。

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