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2月10日配信 小倉広メルマガ vol.242 『「やらなくちゃならない」ことなんてない 』



vol.242「『やらなくちゃならない』ことなんてない 」

朝、起きる。これまでの私は、その瞬間に、反射的に仕事のことが頭をよぎる。
「あれもやらなくちゃ」
「これもやらなくちゃ」
そして、ため息をつく。ふぅー。あー憂鬱だなぁ。やるべきことが一杯だ。

しかし、ある時に気がついた。
「それは、本当にやらなくちゃいけないこと」なのか?と。

誰かにやらされているの?いや、そんなことはない。自分で「やる」と決めたことだ。
しかし、上司に命令されることもあるよね。
それは「やらなくちゃならない」ことじゃないの?

でも、その会社でその仕事を「やりたい」と決めたのは自分だよね。
じゃあ「やりたい」ことじゃないの?

野球をやっている選手が「甲子園に出たい」と本気で思ったとしよう。そうしたら、
当然のように辛い練習が必要となる。しかし、それは「やらなくちゃならない」
ことではない。「やりたいこと」だ。自分で決めたこと。だから、それは「べき論」
じゃない。やりたいことだ。自分の意思だ。

とても幸せなことに、私たちは民主主義の世の中で生きている。日本国憲法は
職業選択の自由を保障してくれている。私たちは首に縄をつけられているわけじゃない。
奴隷のようにやりたくもない仕事をやらされているわけじゃない。

イヤならば辞めればいい。誰も私たちを縛り付ける人はいない。
全部自分で決めたこと。それなのに「あれもやらなくちゃ」「やるべきことが一杯だ」
と口にしてしまう。これはおかしい、と気がついたのだ。

だから、私は心の中でつぶやく言葉をこのように変えることにした。

「あれもやりたい」
「これもやりたい」
そして、にやつく。ふぅー。楽しいなぁ。やりたいことだらけだ。と。

憂鬱な気分はどこからか自動的にやってくるのではない。
自分が感情を作り出しているのだ。アドラー心理学では、これを「使用の心理学」
と呼ぶ。私たちは目的に沿って感情を作り出す。憂鬱な気分を自ら作り出して、
やらない理由を作り出し、仕事を先延ばしにしているのだ。

しかし、心の中のトークを「やらなくちゃ」「やるべき」から「やりたい」
に変えた瞬間に、憂鬱な気分は吹き飛んでしまう。何だかわくわくしてくるのだ。

憂鬱は自分が作り出している。全部自分が決めている。そのことに心から100%
合意し、自分は「やりたい」んだ。そう心の底から100%、一点の曇りなく
思えた瞬間にわくわくとしてくる。仕事が次々と片付いていくのだ。

こんな話をしていると、よく質問をいただく。

「小倉さん。私もそう考えたい。でも『やりたい』とどうしても思えない。
ついつい『やらなくちゃ』と考えてしまうのです。どうすれば『やりたい』と
思えるようになるのでしょうか?」と。

私は答える。「やり方なんてありません。だって、全部自分で決めているのだから、
自分で決めればいいだけです。『思えない』のではなく『思わない』のです。
だったら『思えば』いい。憂鬱になってしまうのではなく、憂鬱を
作り出しているのです。ですから『やりたい』と思えばいい。
それだけです。今すぐにできます」

民主主義国家の日本に生まれてきて。鎖で柱に縛り付けられているわけじゃなく、
自分で選んだ会社にいて。辞めたいと思えば、いつでも辞めることができて。
それで「やらなくちゃならない」ことなんて、あるわけがない。全部自分で決めたこと。
全部「やりたいこと」でしかないのだ。

さあ、今日もやりたいことが山盛りだ。こんなにやりたいことをやれて幸せだ。
私は、今、心からそう思っている。全部自分で決めている。私が決めているのだから。

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