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12月21日配信 小倉広メルマガ vol.233『ホワイトボードをきれいに拭き取る』



vol.233「ホワイトボードをきれいに拭き取る」
出典:何をやってもうまくいかないあなたがたった1分で自分を変える100の方法

ある会社にセミナー講師として出向いたときのこと。キュッキュッキュ。
お昼休憩時に、私はさっきまで使っていたホワイトボードを丁寧に拭き取っていました。

「うーん、気持ちいいなあ」ホワイトボード消しを手に、きれいに拭き取って真っ白
になったホワイトボードを眺めていると、スタッフの人が飛んできました。

「先生、そんなことをしないでください!私がやりますから!」
そう言って慌てるスタッフの人に、「いいじゃないですか。私、時聞がありますし」
と返すと、そのスタッフの人は不思議そうな顔をしました。
自分でホワイトボードを拭く人はあまりいないからなのかもしれません。

『修身教授録』(致知出版社 )という森信三先生の本があります。森先生は当時の師
範学校、いまでいう教育大学の先生で、将来教育者になる生徒さんたちに「修身」と
いう道徳の授業を行っていました。その授業の内容をある生徒さんが毎回メモしており
それを本にしたのが『修身教授録』です。

1つ1つの話の最初には、森先生が教室に入って来られたときの様子が10行程度、
必ず記載してあります。その中の1つに、次のような描写があります。
「寒い冬の中、森先生がドアを開けて入ってこられました。先生は教壇につくと、
『黒板に消し残しがありますね 』と一言おっしゃって、丁寧に3分くらいかけてすみ
ずみまできれいに拭いてから、挨拶をされました」

黙々と丁寧に黒板を拭かれている森先生の様子が脳裏に浮かび、「かっこいいなあ」
「素敵だな」と思いました。それからは自分もホワイトボードをきれいに拭き取るこ
とに決めたのです。

今日も私は、会社で、外出先で、使用したホワイトボードをキュッキュッときれい
に拭き取っています。森先生の真似をしているだけですが、非常に気持ちがよく、
自分で決めたことをできている自分に自信がつきます。

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