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1月25日配信 一偶を照らす vol.9『「お酒やめるの」やめました』



oguracolum
「あれ?小倉さん、今日はお酒飲むんですか?」

不思議そうな顔をされた。あぁ、そうそう。最近は飲む方が多いかな。たまに
ウーロン茶です。私がそう言うと、その方はがっかりしたような顔をされた。

「一生断酒する、って、メルマガで書かれていたから……」

確かにその通り、一生断酒するつもりで、私は一切お酒を断った時期が半年以
上あった。そのお陰で体重が劇的に落ち、人間ドックで計測する肝臓の数値が
これまた劇的に改善し大きな成果があがったのだ。

しかし、一方で手に入らなかったこともあった。私が断酒する一番の目的にお
いていた「時間」をひねり出すことだ。断酒することで、酒席の参加が減り、
一番手に入れたかった時間を手に入れよう。それが一番の狙いだったのだ。

しかし、その魂胆は見事に外れた。私が酒を飲もうがウーロン茶を飲もうが、
関係なくお誘いは多くあった。そして、何より、私自身が仕事の時間を犠牲に
してでもご一緒したい、と思えるたくさんの素晴らしい方々との交流が日々続
いているからである。

やがて、私は考えた。一番手に入れたいと願った「時間」は手に入らなかった。
そこで打つ手は二通りだ。当初の目的をあきらめずに、初志貫徹をする。すな
わち断酒を続けることが一つ目だ。

そして二つ目の道は、君子豹変す。すなわち、違う、と思えば思い切って変わ
ること。そして、私は後者を選んだ。

「お酒やめるの」やめました。

書籍の出版やメルマガ発行を通じて、次々とたくさんのご縁が増え、それが今
なお続いている。現在の私はそれを大切にしたい、と思っている。だから、時
間よりも友人とのご縁の方を取った。その瞬間に断酒は私にとって必要なこと
ではなくなった。そういうわけだ。

毎年のように新しいことに挑戦し、自分を変えていこうとする私の姿勢を応援
して下さる方はそれを見てがっかりされたようだ。しかし、私にとって敗北感
はまったくない。あっけらかんと豹変し毎日を楽しんでいる。それは、私の中
で次のような明確なポリシーがあるからかもしれない。それは、

● 人生を変えるには習慣を変えるしかない

● 習慣を変えるには一過性のキャンペーンではムリである

● 習慣を変えるには一生続けるつもりで決意しなければならない

● 習慣とは単なるデフォルト(初期設定値)でしかない。100%守られるべき
 ものではない。

● 習慣を守ることに失敗したら、何度でも、何百回でもデフォルト(初期設定
 値)=「人生の定位置」に戻ればいい。何度でもふてぶてしくやり直せばいい。

そう。私が一生続ける、と宣言した数々の習慣はすべて自己変革をするための
デフォルト(初期設定値)でしかないのだ。そして、それを続けることにより、
何らかの事故変革の果実を手に入れることができたのだ。

もちろん、そのデフォルトが何年も継続しているものもある。おそらくは、本
当に一生続けるものもあるだろう。しかし、そうであっても、なくてもいいの
である。「お酒やめるの」やめました。それで、いいのである。

先日、著者仲間の友人で早朝を活用する時間術で著名な方と新年会をご一緒し
た。すると、彼は私と同じようなことを言っていた。

「毎朝4時に起きるわけじゃない。10時に起きることもある。それを聞いて、
がっかりされる読者の方もいるけれど、100%期待されても困るなぁ」と。

「お酒やめるの」やめた私。これからも、一生続ける、と宣言したもののうち、
「やっぱりやめた!」というものが出てくるだろう。しかし、それでいいので
ある。

そして、これからも宣言するだろう。「よし、これを一生続けるつもりで、習慣
にするぞ。そして人生を変えるぞ!」
と。それで、いいのである。

株式会社小倉広事務所 代表取締役 小倉広

【 編集後記 】

先にお送りしたメルマガのvol.6「掃除をすると謙虚になれる」
https://i-magazine.jp/bm/p/aa/fw.php?i=ogurahiroshi&c=6&n=1187
での、街頭清掃も、「一生続ける」つもりで、半分も参加できていないもの
の一つです。しかし、私はまだまだ続けるつもり。ここ数ヶ月は仕事で行け
ませんでしたが、2月は参加する予定で手帳に書いてあります。

先日、上記メルマガを配信した途端に、イエローハット創業者で「日本を美し
くする会」の鍵山秀三郎さんの秘書の方から代理送信で鍵山さんからのメッ
セージを頂戴しました。内容は以下のようなものです。

「小倉様のメルマガに私のような者と本会をご紹介いただき、ありがとうござ
 いました。これからも街頭清掃にご協力よろしくお願い致します」

またまたしびれてしまいました。本物は違う。恐ろしく謙虚で大きな心をお持
ちです。ますます大ファンになってしまいました。

では、次回もお楽しみに!

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